指原莉乃、安倍首相に「政治家に向いている」とほめられ「頑張るぞ」



（左から）松本人志、安倍首相、指原莉乃、山里亮太、古市憲寿


安倍晋三首相が出演したフジテレビ系『ワイドナショー』

　フジテレビで5月1日、安倍晋三首相がスペシャルゲストとして出演した『ワイドナショー』が放送された。
先月14日夕方に収録され、同17日に放送予定だったが、収録日の夜に発生した熊本地震の報道特番により放送延期となっていた。

　この日、出演したのは、番組MCの東野幸治、山崎夕貴アナウンサー、コメンテーターの松本人志、ゲストコメンテーターの山里亮太（南海キャンディーズ）、
古市憲寿、指原莉乃（HKT48）、バーテンダーに犬塚浩氏、井上公造氏、前園真聖、ワイドナ現役高校生の岡本夏美。

　番組内で、安倍首相が「政治家に向いている」と名指したのは相手は指原で、「言いたい放題に言っているようで、
超えてはいけないことは言わない」と何気なく処世術に長けている点を評価。
指原は両手の人差し指と親指を立ててこめかみを指す謎のポーズをとりながら「頑張るぞ」と素直なりアクションを見せていた。

　前半は、先月9日に行われた安倍首相主催の「桜を見る会」、「違法カジノ問題」、「保育園が近隣住民の反対を受けて開園を断念した問題」
「外国人観光客急増」といったニュースについて、松本人志をはじめとした出演者たちと語り合った。

　後半は、出演者たちから安倍首相へ質問するフリートーク。指原は「インターネットで悪口を言われることが多い。法律で規制してくれませんか？」と、
質問というよりお願い。安倍首相は「私への厳しい意見もありますし、中には当たっている意見もありますが、…免疫ができました。
意味のある批判もありますが、ただの誹謗中傷を繰り返している影響されてはならないと思うことが大事」とアドバイスを送っていた。

（続く）
http://www.oricon.co.jp/news/2071004/full/

　山里は「政治家をやめたら何がしたいですか？」と質問。安倍首相が退席した後の『ワイドナB面』では「いろいろ考えてきたのに、
しょうもない質問しかできなかった」と後悔していた。ちなみに安倍首相の答えは「しばらくはのんびりしたい、ちょっとの間はボ～っとしていたい」だった。

　対してMCの東野幸治は「野次るを我慢できないんですか？」と直球。安倍首相は「あれはひとりごとだったんですが、修業が足りない」と笑いに紛らせ、
「野次とは本来、いい間で言って、笑いを誘いながら相手を刺すもの。のべつ幕なし野次られると、答弁しにくい」と話していた。

　松本の「いま、日本はピンチなんですか？」という質問には、「ピンチは続いているんですが、世界も変わっていますし、かつては米ソ冷戦時代があって、
ソビエトが崩壊して、アメリカの一極体制になって。それから、中東情勢など、混沌してきていますが、日本としては言うべきことは言っていく必要があるし、
日本はGDP、世界3位の国。期待されている。その期待にしっかり答えていく、いろいろな面でしっかり役割果たしていくことが大切だなと思います」。

　また、「大統領は誰がいいですか？」（松本）という質問には「アメリカの大統領のことを言っているんだと思いますが、
お答えを差し控えさせていただきます」と答え、逆に安倍首相から松本に「最近、あったで楽しかったことは？」と“スベらない話”を振る一幕も。
松本は「ノーコメントで」と、直前の大統領の話題で安倍首相がとったリアクションの反復で笑いを誘っていた。

　安倍首相が、同局のバラエティー番組に出演するのは、『笑っていいとも！』（2014年３月21日放送）のトークコーナー
「テレフォンショッキング」に出演して以来、2年ぶり。同局の番組に出演するのは、『みんなのニュース』（15年７月20日放送）以来。
なお、『ワイドナショー』に、現役の政治家が出演するのは初めてで、松本と安倍首相は、今回の番組で初対面となった。